青色申告決算書の勘定科目

修繕費、青色申告決算書の勘定科目

建物、備品、自動車、機械など、資産の修理費用が、修繕費です。

修繕費(経費)とは?

  • 事務所や店舗の修理代
  • 自動車の修理代
  • 自動車のタイヤ交換費用
  • スタットレスタイヤへの交換費用
  • パソコンの修理代
  • 事業用機器の修理代
  • 20万円未満の修理や改良費用

修繕費とは、固定資産を維持させるための修理費用です。

自動車や建物、機械などの、原状回復のための修理費用が修繕費です。

プライベート兼用の自動車やパソコン、家賃を家事按分している自宅、このような兼用の資産の場合は、修理費用も家事按分して、事業割合だけを修繕費として経費にします。
修繕費の事業割合は、その資産の事業割合と同じにします。

自動車の修理も修繕費です。

自動車の修理代も修繕費です。

タイヤ交換は、タイヤ本体の購入費用も、交換工賃も修繕費です。
自動車の点検、部品交換、それに伴う工賃・技術料などが修繕費になります。

自動車関係の費用の勘定科目は、ちょっと複雑です。
その他の自動車関係の費用の詳細は、リンク先を見てください。

機能向上は、修繕費にできない。

資産の価値が向上すると、修繕費にはできません。

  • 20万円以上の資産価値が向上する改造費用

資産価値が向上する改造費用は、修繕費になりません。
建物の建増しや、機械の機能アップは、修繕費ではなく、固定資産の追加取得となり、減価償却費としての経費になります。

新規購入ではなく、修理・改造でも、固定資産の取得とみなされるので、高額な修理費には、注意が必要です。

機能向上でも修繕費にできる場合もある。

機能アップでも、修繕費にできる特例。

ただ、機能がアップする改良費用でも、特例で修繕費とできるものがあります。

  • 3年以内の周期で行われる修理や改良
  • 改良費用が20万円未満のもの

これらは改良であっても、特例で修繕費にできます。

本来、減価償却費として、数年で分割して経費とする費用を、修繕費として一括で費用にすると、支払う税金が少なくて済みます。
それだけに、税務署は、この修繕費を厳しく見ています。
安易に修繕費にした費用が、税務署の調査で見つかると、厳しいペナルティを受けるので注意しましょう。

会計処理や帳簿は、アプリを使いながら覚えましょう。

いろいろ悩むより、会計アプリを無料で試してみましょう。

会計処理は、難しくて面倒に感じますが、自分で実際に帳簿を作ってみるのが、一番早く覚える方法です。
会計アプリを使えば、誰でも簡単に帳簿が作れますよ。


これで私は青色申告しています。


たくさん税金払うの好きですか?


節税テクニック公開中 帳簿・勘定科目の悩み解決 青色申告の方法 青色申告、会計アプリで簡単

-青色申告決算書の勘定科目

関連記事

利子割引料、青色申告決算書の勘定科目

個人事業主が事業資金として借入をした借入金の、利息を支払った費用が、利子割引料です。借入金の元金の返済は経費にはなりません。

減価償却費、青色申告決算書の勘定科目

減価償却費は、特殊な費用で、他の費用と会計処理が違います。減価償却費には、特別ルールがあり、上手く活用すれば、節税の強い味方になります。

給料賃金、青色申告決算書の勘定科目

給与賃金の勘定科目は、雇用している従業員へ支給する給与の費用です。人材派遣会社から、派遣された人への支払いは、給与ではなく、外注工賃の勘定科目になります。

資産の部・貸借対照表、青色申告決算書の勘定科目

貸借対照表は、青色申告の必須条件。65万円の青色申告特別控除のためには、貸借対照表の作成が必要です。この点が、収支内訳書だけでOKの白色申告と、青色申告の大きな違いです。

租税公課、青色申告決算書の勘定科目

租税公課の、租税とは税金のこと、公課とは会費や組合費のこと。ただし、すべての税金が、租税公課で経費にできるわけではありません。

節税テクニック公開中 帳簿・勘定科目の悩み解決 青色申告の方法 青色申告、会計アプリで簡単

これで私は青色申告しています。


これで私は青色申告しています。