帳簿・勘定科目・複式簿記

勘定科目は自分で作っていいんです。青色申告決算書に追加

個人事業主の青色申告決算書、便利な勘定科目を自分で追加しよう。

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こんな時には、勘定科目を作りましょう。

勘定科目を追加して、帳簿をわかりやすく。

  • 自分の事業の特徴的な内容
  • 金額が大きい費用
  • 青色申告決算書の科目に当てはまらない費用

こんな場合は、新しい勘定科目を自分で作りましょう。
青色申告決算書にない勘定科目は、自分で作っていいんです。

例えば、すべての経費の半分、50%以上が消耗品費になってしまった。
これでは消耗品費の割合が多すぎますよね。
そんな場合は、その消耗品費の中で、大きな金額の内容を、新しい勘定科目にした方がいいでしょう。

ただ、勘定科目を細かく増やし過ぎるのは、帳簿を作成する手間がかかるだけです。
むやみに増やすのではなく、追加は必要最小限にしましょう。

追加する勘定科目は、わかりやすい名前。

勘定科目を新しく作る時には、誰にでも内容が理解できる名前をつけて、帳簿を分かりやすくしましょう。

事業の種類によっては、青色申告決算書、収支内訳書に、初めから書いている勘定科目では、うまく当てはまらない内容ができてます。

そんな時には、新しい勘定科目を自分で作りますが、自分自身にしか理解できない名前では、意味がありません。
新しい勘定科目の名前は、その内容が税務署の人に伝わる内容にしましょう。
誰が考えても、内容がわかる名前をつけること、それが大切です。

損益計算書で使う経費の勘定科目、貸借対照表で使う資産や負債の勘定科目、なんでも追加できます。


これで私は青色申告しています。

図書新聞費、書籍資料費、経費の勘定科目

情報収集で、本を多く購入する時は、追加しましょう。

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「図書新聞費」も多く使われる勘定科目の名前です。
仕事の参考資料の購入費用が多い場合に、追加しましょう。

特にサービス業の人にとっては、情報は事業の要です。
新聞や雑誌など、仕事上の情報収集のための資料の費用は、消耗品費や雑費に含む場合が多いですが、金額が大きい場合には、新たに自分で追加した方がわかりやすくなります。
特に雑費が多いと、税務署から目をつけられる原因になります。

DVDやCDなどの資料、デザインの参考にするモノ、などを含む場合は、図書新聞費より、書籍資料費の方がいいですね。
有料メールマガジンなどの購読費用も、この図書新聞費で構いません。

支払手数料、経費の勘定科目

銀行の手数料、税理士への報酬などが多い時に追加します。

「支払い手数料」は、一般的に多く使われる勘定科目の名前です。
銀行の振込手数料が毎月発生する場合に追加しましょう。

支払手数料がない場合、振込手数料は雑費で処理します。
ただ、雑費が多くなると、税務署に疑われる可能性があります。
少額でも、支払手数料の科目を追加した方がいいです。

税理士報酬、弁護士報酬、などの専門家への報酬、不動産仲介会社などへの仲介手数料も、この支払手数料で会計処理できます。

会議費、経費の勘定科目

「会議費」も多く使われる勘定科目の名前です。

会議場所の費用、会議での茶菓子代や弁当代などの出費が多い場合。
取引先との会議が多い場合に、追加しましょう。

  • 研修開催費(研修受講費・研修費)
  • セミナー開催費(セミナー受講費・セミナー費)

会議ではなく、「研修」や「セミナー」の場合は、その名前をつけましょう。
開催する立場の場合、受講する立場の場合、どちらでも構いません。

喫茶店での打合せ、ランチミーティングなどの費用も、この会議費で処理しましょう。

パソコン関連購入費、パソコン機器費、経費の勘定科目

パソコンや周辺機器を多く購入する場合は、追加しましょう。

10万円未満であれば、パソコン本体でもプリンター本体でも、消耗品費にできます。
データ保存用のハードディスクも消耗品費です。
アプリなどのソフトウェアも消耗品費になります。

パソコンを使う機会が多い仕事では、パソコン関係の購入費の、消耗品費に占める割合が大きくなります。
なんでも消耗品費にするとわかりにくいので、主要なものを新たに自分で勘定科目に追加しましょう。

リース料、経費の勘定科目

リース品がある場合に追加する勘定科目で、一般的に多く使われています。

コピー機、パソコン、ファックスなどの事務用品のリース費用を、「リース料」にします。
自動車もリースの場合は、リース料にして構いません。

ただ、不動産関係の賃貸契約は、地代家賃の勘定科目を使います。

自動車関係費、経費の勘定科目

業務用自動車に関わる費用が多い場合に、追加する勘定科目です。

自動車関係の費用は、細かく勘定科目が分かれているため、経営上の自動車費用の分析が分かりにくくなります。
自動車関係費用を一括して、この勘定科目を使用することにより、事業に占める自動車関係費用の集約が分かりやすくなります。

貯蔵品、資産の勘定科目

貯蔵品とは、未使用の消耗品などの勘定科目です。

消耗品費で購入した消耗品でも、決算時点で未使用だった場合は、「貯蔵品」として資産計上します。

通常は、貯蔵品の勘定科目は、青色申告決算書にある棚卸資産を使います。
販売目的の棚卸資産と、貯蔵品を区別したい場合は、貯蔵品の勘定科目を追加しましょう。

個人事業主の場合は、少額の消耗品を、あえて費用に計上しないので、基本的に使うことはありません。
ただ、未使用の消耗品が、常識の範疇を超えて、大量に余っている場合は、貯蔵品として資産計上したほうがいいでしょう。

構築物、固定資産の勘定科目

不動産関連の事業なら、構築物を追加しましょう。

舗装道路及び舗装路面などは、「構築物」の勘定科目になります。

  • コンクリート敷 耐用年数15年
  • アスファルト敷 耐用年数10年
  • 石敷 耐用年数15年

構築物は、不動産の賃貸を経営している方にとって、定番の勘定科目です。
賃貸住宅、賃貸マンション、賃貸アパート、賃貸駐車場。

どんな不動産でも、構築物の勘定科目は使います。

会計処理や帳簿は、アプリを使いながら覚えましょう。

いろいろ悩むより、会計アプリを無料で試してみましょう。

会計処理は、難しくて面倒に感じますが、自分で実際に帳簿を作ってみるのが、一番早く覚える方法です。
会計アプリを使えば、誰でも簡単に帳簿が作れますよ。


これで私は青色申告しています。


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