青色申告・確定申告 扶養を活用

節税3種の神器、青色申告、確定拠出年金、小規模企業共済、個人事業主に必須の理由は?

個人事業主の節税の基本が、この3つの制度です。

180125001

青色申告特別控除、確定拠出年金、小規模企業共済。

3つの制度の合計で、所得控除は230万円です。

  • 青色申告特別控除、65万円
  • 確定拠出年金、81.6万円
  • 小規模企業共済、84万円

それぞれの所得からの控除額は、年間で、青色申告特別控除が65万円、確定拠出年金が年額81.6万円、小規模企業共済が84万円です。

確定申告では、この3つの制度の合計で230.6万円が、所得から控除されます。

この3つに加え、基礎控除の38万円、国民年金が19.5万円の控除が上乗せされます。
さらに、国民健康保険の保険料も地域によって金額は違いますが、控除されます。

3つの制度、節税の具体的な金額

年間利益300万円まで非課税、節税額は35万円です。

青色申告、確定拠出年金、小規模企業共済の節税三種の神器を活用すると、基礎控除と社会保険料をあわせて、年間利益が約300万円までなら、所得税と住民税が非課税になります。

もし三種の神器を使わなかった場合と比較すると、節税の金額は約35万円です。

正確に言うと住民税の均等割だけが課税されるので、完全非課税ではありませんが、ほぼ非課税ってことです。
節税の金額は、収入が多くなれば、それだけ所得税率が高くなるので、節税の金額が35万円から、もっと大きくなります。

ただし、現金は手元には残りませんが、確定拠出年金と小規模共済という形で、将来の蓄えになるんです。


たくさん税金払うの好きですか?

節税3種の神器、制度の上手な使い方は?

個人事業主が、3つの制度を上手に活用する方法です。

青色申告特別控除

青色申告は事業を開始したら、すぐに始めましょう。
青色申告特別控除65万円があると、年間利益が100万円まで、所得税・住民税が非課税にできます。

小規模企業共済

小規模企業共済も、事業を開始したら、なるべく早く申請しましょう。
そして掛金は、毎月最低額の1,000円だけにして加入します。

小規模企業共済は、加入期間が長くなると、お得な制度なので、とりあえず加入期間を伸ばすのです。

事業での利益が増えてきたら、掛金を増額して、節税に活用していきます。

確定拠出年金

確定拠出年金は、事業での年間利益が200万円程度になる前に加入します。

そして加入したら、掛金は上限の月額6.8万円で始めましょう。

確定拠出年金は、証券会社の口座を維持する管理手数料がかかるので、節税額を目一杯活用しないと、損するからです。
もちろん、手数料負担をはるかに上回る節税メリットがあるので心配はいりません。

会計処理や帳簿は、アプリを使いながら覚えましょう。

いろいろ悩むより、会計アプリを無料で試してみましょう。

会計処理は、難しくて面倒に感じますが、自分で実際に帳簿を作ってみるのが、一番早く覚える方法です。
会計アプリを使えば、誰でも簡単に帳簿が作れますよ。


これで私は青色申告しています。


たくさん税金払うの好きですか?


節税テクニック公開中 帳簿・勘定科目の悩み解決 青色申告の方法 青色申告、会計アプリで簡単

-青色申告・確定申告, 扶養を活用

関連記事

住宅ローン控除は税額控除、所得控除と違い、節税効果が抜群。

住宅ローン控除の節税効果は強力です。平均的な収入のサラリーマンが、新築の家やマンションを購入した場合、所得税がゼロになるほどの節税効果が、住宅ローン控除にはあります。

個人事業主の確定申告書、こんなにある所得控除、上手に活用して節税しよう。

確定申告書では、事業所得からいろんな所得控除を使って、所得を安くして、税金を安くしていきます。個人事業主が活用する主な所得控除を、上手な節税への活用方法を紹介します。

個人事業主と青色事業専従者は、労働者じゃない、労働基準法の定義

個人事業主は、仕事をしていますが、労働者じゃありません。青色事業専従者も、家族の事業で働いていますが、労働者じゃありません。

脱サラで事業開業、初めての確定申告。給与、事業所得、退職金、3種類の所得。

サラリーマンを辞めて、事業を開業したら、翌年には確定申告が待っています。脱サラした後の、初めての確定申告の方法を紹介します。特に、脱サラ初年度の事業が赤字になった場合は、お得な還付が受けられますよ。

Q&A、青色申告の妻の利益がいくらまで、夫の配偶者控除OK?

夫の配偶者控除、青色申告なら年間103万円です。白色申告の場合は38万円。社会保険の扶養の場合は130万円です。

節税テクニック公開中 帳簿・勘定科目の悩み解決 青色申告の方法 青色申告、会計アプリで簡単

これで私は青色申告しています。


これで私は青色申告しています。