「特殊事情」欄を上手に使って、税務署とかかわらないようにしましょう。
記入例「本年中における特殊事情」の欄、税務調査をスルーしてもらう上手な書き方。
青色申告決算書3ページに、「本年中における特殊事情」の欄があります。
- 税務署から質問の電話
- 税務署からの呼び出し
- 税務調査の実施通告
こんな面倒な事態を避けるために、「特殊事情」欄を上手に使いましょう。
この特殊事情の欄の使い方は、税務調査の標的から逃げること。
特殊事情の欄に、言い訳を書くことによって、税務署にスルーしてもらうのが目的です。
これで私は青色申告しています。
売上や経費、今年の変化を説明して、税務調査の標的から逃げよう。
税務調査は時間の無駄、できるだけ避けましょう。
税務署に、こんな疑いを持たれると、税務調査のターゲットになってしまいます。
何もやましいことはなくでも、税務調査に対応するのは、時間と労力の完全な無駄です。
できる限り税務調査は、避けたいものです。
ただし、税務署も暇じゃありません。
限られた人員で、効率的に税務調査を行おうと考えています。
青色申告決算書や収支内訳書をみて、疑問を感じたら、税務調査の対象にピックアップしていきます。
どんな個人事業主を、税務署は怪しいと目をつけるのか?
- 売上が減った。→売上を隠しているのでは?
- 売上が増えたけど、利益が減った。→経費を水増ししてるのでは?
- 経費が大幅に増えた。→経費を水増ししてるのでは?
つまり、税務調査を避けるには、青色申告決算書に疑問を感じないよう、特殊事情の欄で、上手に説明すればいいんです。
記載例「本年中における特殊事情」欄の書き方、青色申告決算書3ページ
税務調査をやる意味がない、税務署にそう考えてもらう書き方。
「これじゃ、税務調査をやっても意味ないな。」
「これなら経費が増えても納得できるな。」
「売上が減った理由は、これだったのか。」
税務署が、こんな感想を持ってくれるように、特殊事情の欄を書きましょう。
印刷した青色申告決算書の最後に、手書きで書き足してもOKです。
これで私は青色申告しています。
具体例、特殊事情の欄の書き方。売上が増加でも、利益が減少した場合。
利益が減った理由を特殊事情欄に書きます。
売上が増えているのに、利益は減って、納税額が減っている。これは、あやしい。
こう思われない言い訳を、特殊事情の欄に書きます。
「商品の販売価格を値下げ、販売個数の増加で売上は増えたが、利益は減った。」
「在庫処分のため、赤字で商品Aと商品Bを販売した。売上は増えたが、利益が大幅に減った。」
具体例、特殊事情の欄の書き方。売上が減少した場合。
売上が減った理由を特殊事情欄に書きます。
売上が大きく減っている。
もしかして、売上を隠しているんじゃないか。これは、あやしい。
こう思われない言い訳を、特殊事情の欄に書きます。
「A社との契約終了で売上が減少した。」
「近隣に同業種のA社が出店で売上が減少した。」
「昨年のヒット商品の売上が、今年は大幅に下がった。」
具体例、特殊事情の欄の書き方。経費が大幅に増加した場合。
経費が増えた理由を特殊事情欄に書きます。
特定の経費が大幅に増加している。
本当に経費と認められるものだろうか。これは、あやしい。
こう思われない言い訳を、特殊事情の欄に書きます。
「自宅での作業から、事業専用の事務所への移転した。移転に伴い事務用品等を購入。地代家賃、減価償却費、消耗品費が増えた。」
「外注工賃の経費の増加は、出荷業務を外注化したため。」
「消耗品費の増加は、9万円のパソコンを5台購入したため。なお、パソコンはアルバイトがデータ入力作業で使用する。」
「接待交際費は、ウェブコンテンツ制作を受注したA社関係者との飲食代として50万円を計上。なお、本年のA社との契約額は190万円で、来年の契約も獲得した。」
「新規取扱の大型商品運搬のため、事業用自動車を購入した。」
「新規取引先A社(大阪)との商談のため、旅費交通費が増加した。」
まとめ、特殊事情の欄の書き方。
特殊事情欄を上手に使って、税務調査を避けましょう。
- 税務調査を回避するために言い訳を書く。
- 税務署が納得できる上手な説明を書く。
- 提出直前に手書きでもOK。
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これで私は青色申告しています。
たくさん税金払うの好きですか?